活動報告

 

医学生1年生を対象に2回目の食育ワークショップを開催

自治医科大学の1年生を対象として2回目の「食育ワークショップ」を自治医大学生寮1階の大ラウンジで行ないました。今回のテーマは「食の基本は主食・主菜・副菜にあり!」でした。

 

2018年5月に実施した第1回のフォローアップとして、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べる食事が大切な理由について理解を深めるとともに、全寮制の学生生活で役立つ実践的なスキルを身につけるための演習を行いました。

演習①は、朝食・昼食は約半数の学生が学生食堂を利用している実態をふまえ、どのようなメニューを選択すると栄養バランスが良くなるか、上手な利用方法について考える内容としました。実際に提供されている学食の写真を見ながら、「食事バランスガイド」と食品摂取多様性スコアを用いて栄養バランスの評価を行いました。また、野菜を増やすための小鉢の選び方などを確認しました。

演習②は、自炊に役立つ演習を行いました。具体的には、限られた寮の設備でも簡単に調理できるレシピを紹介して調理をしたり、出来上がった料理を使って主食・主菜・副菜が揃う献立を組み立ててみるなどの体験学習を行ないました。

ワークショップ後のアンケートでは、「350gの野菜も意外と手軽に摂れることがわかって積極的に自炊しようと思った」「簡単にバランスの良い食事が摂れることがわかった」などの感想が寄せられ、気づきや自炊の自信につながったようでした。

調理の途中でブレーカーが落ちるハプニングもありましたが、最後はみんなで楽しく食事をし、賑やかなワークショップとなりました。このワークショップを機に、学生の食生活の質が向上し、充実した学生生活が送れることを願っています。

今回のワークショップでも、前日の調理の準備から、新入生の学生生活を支援する学生自治会の組織(BBS)の学生さんに多大な協力をいただきました。改めてここに謝意を表します。