真鶴町で特定健診の場を活用して食事調査を実施しました 神奈川県の真鶴町で、40~74歳の国保加入者を対象に、特定健診の場を活用して3日間の食事記録法による食事調査を女子栄養大学との共同研究として実施しました。真鶴町では、がんや脳血管疾患、心疾患の死亡率が全国よりも高く、その背景のひとつに食塩の過剰摂取など、食事上の問題があると予測されています。そこで、食事調査を行い、真鶴町民の食事の特徴と健康状態との関係を明らかにし、町で進める対策の内容を具体的に検討することにしました。 調査は、8月と9月の集団健診日に行い、6日間の健診受診者500名のうち261名が調査に協力いただきました(調査応諾率52.2%) 調査にご協力いただいた方には、結果報告会を開催して個別に食事診断結果をお返ししました。集団としての結果は分析途中ですが、食事からの食塩摂取量が国の目標値(男性8g未満、女性7g未満)を超えていた人は男性87%、女性74%と多く、減塩対策の必要性が推察されました。今後、若い世代の実態把握も行い、町全体の食事上の課題を明らかにして対策につなげたいと考えています。