活動報告

 

あま市民病院_海部歯科医師会連携研修会にて講演会をしました

愛知県あま市民病院にて、中村センター長が海部歯科医師会の会員である歯科医師および病院職員の方々を対象に、「地域で取り組むヘルスプロモーションー歯科医師会とあま市民病院の連携を目指して」をテーマに、講演を行いました。

 

講演では、少子高齢化が進む中、予防、医療、介護が一体となったサービスの提供が求められ、これまで以上に医科歯科連携の必要性が高まっていることを、データを使って述べました。次に、入院患者や外来患者、さらに在宅療養患者の口腔ケアに関して、あま市民病院と地元の歯科医師会が連携して取り組めることについて、科学的知見や事例、2018年度の診療報酬改定などに触れながら解説しました。

 

具体的には、地域包括ケアシステム構築に向けたフレイル予防のための医科歯科連携のあり方や、医科歯科連携による糖尿病の重症化予防のための口腔ケアおよび禁煙の推進について、最新のエビデンスを紹介しながら話しをしました。

20194月1日にリニューアルオープンする新生・あま市民病院は、「あま市民の健康と安心を守るために、地域包括ケアシステムの連携につとめ、安全で質の保たれた医療を継続します」を理念として、あま市民の健康づくりを支援することを基本方針のひとつとして掲げています。今後、医科歯科連携だけでなく、医師会との病診連携や病院間の連携のほか、行政や住民組織など、地域の多くの関連団体、関係職種の方々と協働して、みんなが元気に暮らせるまちづくりに取り組めるとよいと思います。

 

当日の講演資料は、こちらからご覧いただけます。