活動報告

 

大和町でロコモサポーターフォローアップ研修会を行いました

宮城県大和町では、「明るく元気で生きたいわ 健康たいわ21プラン第2次計画」に基づき、『やる気を出して健康寿命県内ベスト1位』を目標に、地域の健康づくりを推進しており、その1つのテーマとしてロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)に注目しています。ヘルプロは2018年度に計画の中間評価の支援を行い、その一環として、町が養成したロコモサポーターのフォローアップ研修にかかわりました。

ロコモサポーターフォローアップ研修会は、2019年2月と3月に2地区に分けて実施し、延べ約70名の住民が参加しました。

 

まずヘルプロから、「地域の健康づくりをすすめるためのロコモサポーターの役割と期待」をテーマに、グループワークにむけた話題提供を行いました。

運動だけではなく、低栄養の予防や社会参加など、フレイル予防の観点から健康づくりのポイントや、住民サポーターが主体となり介護予防に取り組んでいる地域の実践例を紹介しました。

参加者からは、事例として紹介した群馬県嬬恋村のフレイル予防教室の動画をみて、自分たちもやれそう、男性の参加者が多いのはどうして?体操のDVDや紙芝居があるといいね、私たちもお揃いのTシャツを作ったらどう?など、地域での活動にむけて質問や感想が多く寄せられました。

その後のグループワークでは、ロコモサポーターになって個人や地域で取り組んでいること、今後取り組みたいことをテーマに話し合いをしました。地区により活動状況はさまざまで、町全体の活動状況を知る貴重な機会になったようです。定期的に集まるサロンやカラオケなどのサークルでロコモ体操を取り入れてはどうかなど、学んだことを伝える場が積極的に話し合われていたのが印象的でした。

研修会の最後は、ロコモ体操の復習。健康づくりM工房の保健師・健康運動指導士で、サポーター養成研修を担当した松本秀子氏による指導にもと、「ロコモかしこもサビないで」の音楽に合わせて、みんなで気持ちよく体を動かしました。

今回の研修がサポーターさんたちの活動の意欲や自信になり、多くの地区でロコモ予防やフレイル予防が展開されていくことを願っています。