01.PMPC生活習慣改善支援プログラム
PMPC生活習慣改善支援プログラムとは、行動科学の研究に基づき、プライマリ・ケアの場における予防を目的とした生活習慣改善支援のために作成されたプログラムです。このプログラムを用いることにより、対象者の主体性を引き出しながら効果的な生活指導を行うことができます。診療の場面だけでなく、特定保健指導においても活用可能です。本プログラムでは、食生活、運動、喫煙、飲酒、ストレスの5つの領域を対象にしています。
※PMPC(Preventive Medicine at Primary Care)「当協会が実施するプライマリ・ケアの場での予防活動プロジェクト」
動画
この動画では、ロールプレイを使って実際の指導現場を再現しています。指導のポイント・流れをわかりやすく解説しています。
食生活・運動編
たばこ・飲酒・ストレスコントロール編
患者用教材(リーフレット)
食生活編、運動編、たばこ編、飲酒編、ストレスコントロール編の計5種類のリーフレットです。本リーフレットは、診療の場面で患者さんと医師が話し合い、生活習慣の改善を進めていくときに使う教材です。プログラムの流に沿ってリーフレットを使うことで、効果的に生活習慣改善の指導ができるように作られています。
簡易版
3回の指導でできるよう簡潔にまとめてあります。詳しい活用法は、指導者マニュアル【簡易版】をご覧下さい。
標準版
情報量が多いため、外来の指導で説明が足りなくても、患者さんに持ち帰ってもらって読んでもらうことで自己学習が可能になります。詳しい活用方法は、指導者マニュアル【標準版】をご覧ください。
指導者マニュアル
各生活習慣別に患者の指導をどのように行うかについて説明したマニュアルです。医師と患者の会話の例を通し、実際にどのような声かけを行うのかを示しています。簡易版と標準版があり、それぞれ患者用教材(リーフレット)の簡易版、詳細版に対応しています。
PMPCに関する論文集
02.新型コロナウイルス感染予防
新型コロナウイルス感染症の流行が続く中で、日常の生活活動が制限され、運動不足や不規則な食事、気分の落ち込みやお酒やたばこへの依存が起こりやすくなります。免疫力を保ちながら、心身ともに健康に過ごすためのポイントを紹介します。
たばこ対策
たばこ対策の推進に役立つファクトシート・論文等
厚生労働科学研究の研究班において、政策決定者や政策担当者のほか、メディア関係者や学術団体の関係者などに対して、政策化への理解や支持を得ることを目的として、政策提言用のファクトシートを作成しました。各ファクトシートは、1.政策の必要性、2.現状、3.今後取り組むべきこと、4.期待される効果、5.よくあるQ&Aという、ほぼ共通した構成でわかりやすくまとめられています。国や自治体、企業などでたばこ対策を推進するにあたり、ご活用ください。
01.たばこ対策の推進に役立つファクトシート - 2013年版
平成22~25年度厚生労働科学研究「発がんリスクの低減に資する効果的な禁煙推進のための環境整備と支援方策の開発ならびに普及のための制度化に関する研究」(研究代表者 中村正和)の研究成果をも
とに作成しました。
02.たばこ対策の推進に役立つファクトシート - 2015年版
平成25~27年度厚生労働科学研究「たばこ規制枠組み条約を踏まえたたばこ対策に係る総合的研究」(研究代表者 中村正和)の研究成果をもとに作成しました。
03.たばこ対策の推進に役立つファクトシート - 2021年版
令和元~3年度厚生労働科学研究「受動喫煙防止等のたばこ政策のインパクト・アセスメントに関する研究」(研究代表者 中村正和)の研究成果をもとに作成しました。
04.たばこ対策の推進に役立つ論文等
現在、日本で流行している加熱式たばこの使用実態や健康影響などのエビデンスを整理し、加熱式たばこの規制のあり方について提言をとりまとめた論文です。
「健康日本21(第二次)」の喫煙分野の目標項目と指標、最終評価および今後の課題について、策定以降の取り組みをふまえて解説しています。
自治体等でのたばこ対策の推進に役立つ好事例や調査票等の資料
01.地域や職域でのたばこ対策の好事例
地域や職域でのたばこ対策の好事例を収集しました。禁煙支援だけでなく、受動喫煙対策も含めた総合的なたばこ対策の取り組み内容も紹介しています。
2014年度厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)「健康日本21(第二次)の推進に関する研究」(辻班)の分担研究(分担研究者:中村正和)の一環として、作成しました。
02. たばこ対策の取り組み状況をモニタリングするための調査票とマニュアル
自治体向けのたばこ規制・対策の調査票(自己点検票)と調査実施マニュアルを作成しました。自己点検票では、自治体のたばこ規制・対策の実態を総合的に把握することができます。
2013年度厚生労働科学研究「たばこ対策の評価及び推進に関する研究」(望月班)の分担研究(分担研究者:中村正和)の一環として、作成しました。
03. たばこ対策に関する資料
第65回日本栄養改善学会学術総会のリレー特別講演にて、『健康な食事・食環境』推進の科学的根拠 ─ 受動喫煙防止対策から ─」をテーマに、講演を行った資料を紹介します。
たばこ関連指導者用教材
01.禁煙治療のための標準手順書 第7版 2020.
ニコチン依存症管理料の算定要件である12週間で5回の治療プログラムの方法を、具体的に解説した手順書です。禁煙治療の流れと方法、禁煙治療に役立つ帳票や資料から構成されており、実際の診療で使用できる問診表、禁煙宣言書のほか禁煙治療場面における患者との問答集、禁煙補助薬の使い方などが紹介されています。日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本呼吸器学会が承認、公開しています。
第7版では、2020年の診療報酬改定を受けておもに下記の点が改定されています。
・2回目から4回目に情報通信機器を用いた診療に係る評価の新設
・初回から5回目までの一連のニコチン依存症治療に係る評価の新設
・加熱式たばこの喫煙者も対象となるよう要件の見直し
02.禁煙支援マニュアル(第二版) 増補改訂版2018
厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進推進課/編集
地域や職域の健診・保健指導等の保健事業の場で、禁煙支援に取り組むための指導者用マニュアルです。特定健診やがん検診の場等健診当日に短時間で禁煙支援を行うための方法と、特定保健指導等の場で時間をかけて禁煙支援を行うための標準的な方法を学習することができます。増補改訂版の主な改訂点は、加熱式たばこや電子たばこの新型たばこの使用についても把握できる喫煙に関する質問票のほか、受動喫煙による健康影響の情報提供と加熱式たばこ使用者への情報提供の方法です。
本マニュアルの増補改訂にあたっては、中村正和ヘルスプロモーション研究センター長が研究代表者を務める厚生労働省の研究班が協力しました。(平成29年度厚生労働科学研究費補助金循環器疾患・糖尿病等生活習慣病総合研究事業「受動喫煙防止等のたばこ対策の推進に関する研究」班)。本マニュアルに掲載されている『受動喫煙に関する情報提供用リーフレット』とは別に、同研究班が作成したリーフレットも公開しています。このリーフレットは受動喫煙の健康影響のみならず、受動喫煙を社会として防ぐための法規制の意義や、家庭などで個人として防ぐ方法をわかりやすく解説した内容となっています。
03.禁煙治療・禁煙支援のための指導者トレーニングプログラム
日本禁煙推進医師歯科医師連盟と地域医療振興協会が共同で実施している禁煙治療・支援のための指導者トレーニングです。「禁煙治療版」(禁煙外来用)、「禁煙治療導入版」(日常診療、薬局・薬店用)、「禁煙支援版」(保健事業の場用)の3種類からなり、仮想の面接や症例検討などを用いた演習により、実践的な知識やスキルを学ぶことができます。
04.喫煙と健康 喫煙と健康影響に関する検討会報告書(たばこ白書)
厚生労働省 喫煙の健康影響に関する検討会/編集
本報告書は、たばこ製品の現状、たばこの健康影響、たばこ対策の3章で構成されています。たばこの健康影響の章では、日本人のたばこと疾患の因果関係を初めて評価し、因果関係の強さを4段階で示しました。たばこ対策の章では、わが国が批准しているたばこ規制枠組み条約(FCTC)で重点政策として取り上げられている6つの政策(MPOWER)を中心に、現状と今後推奨される内容がまとめられています。
05.特定健康診査・特定保健指導における禁煙支援から始めるたばこ対策
大井田隆、中村正和 他/編集
特定健診・特定保健指導をはじめ、各種保健事業で出会う喫煙者に対して、短時間で効果的な禁煙支援を可能にする指導者向けの学術参考書です。指導方法について詳しく解説したマニュアルのほか、講義やカウンセリングの動画を収録したDVDが付いています。
06.脱メタバコ支援マニュアル(2013年改訂版)
中村正和 他/編著
メタボ対策における禁煙支援の意義、特定健診・特定保健指導等の場での禁煙支援の方法をわかりやすく解説した指導者用マニュアルです。
07.糖尿病と禁煙に関するマニュアル「糖尿病の治療も予防も、禁煙が大切です」
中村正和/編著
糖尿病の予防や治療における禁煙の重要性、糖尿病患者に対する禁煙治療の方法をエビデンスに基づいて解説しています。
08.禁煙ファースト通信
中村正和、福田洋/監修
喫煙者に対して、健康面だけでなく日常生活の中で喫煙を見直してもらうための情報提供のポイントを具体的に解説しています。
09.妊産婦向け禁煙サポート指導者マニュアル
森山和郎、中村正和/著
妊産婦と小さな子どもを持つお母さんに対する禁煙サポート指導者マニュアルです。具体的な指導手順を示して、禁煙サポートの方法を解説しています。巻末には、妊娠中の喫煙が胎児や妊娠経過に及ぼす影響についての資料も掲載されています。
禁煙推進・受動喫煙に関する教材
改正健康増進法の概要とその意義、身近にできる受動喫煙対策のポイントをわかりやすく解説しています。
最近流行している加熱式たばこに関する正しい健康情報をはじめ、禁煙に成功できるための情報が満載です。
資料をご利用になりたい方は、利用申請書を こちらからダウンロードいただき、 必要事項をご記入の上、
health-promotion@jadecom.jp までお送りください。
教材の概要説明はこちらから
セミナー資料
地域診断
01.「今こそ地域診断」~生活習慣病予防編~
講師:国立保健医療科学院 横山徹爾先生 / ヘルスプロモーション研究センター アドバイザー 柳川洋
保健医療関係者を対象に毎年開催している、既存の統計資料を活用した地域診断の手法を学ぶセミナーの資料を紹介します。
02.「今こそ地域診断」~介護予防編~
講師:千葉大学予防医学センター 辻大士先生
保健医療関係者を対象に開催した、介護予防の取り組みに向けた地域診断の手法を学ぶセミナーの資料を紹介します。
地域におけるヘルスプロモーション
01.「地域で『運動不足』な住民を減らすことは可能か?」
講師:Brigham & Women’s Hospital Harvard Medical School 鎌田真光先生
研究者等を対象に開催した、雲南市で実施された身体活動促進の地域介入研究の事例から地域住民の身体活動量を増やすためのポピュレーションアプローチについて学ぶセミナーの資料を紹介します。
02.「ポピュレーションアプローチによる地域レベルでの減塩戦略」
講師:新潟県立大学人間生活学部 村山伸子先生
研究者等を対象に開催した、新潟県の減塩対策の事例から地域住民の食塩摂取量を減らすためのポピュレーションアプローチについて学ぶセミナーの資料を紹介します。
03.がん予防に関する資料
東京都台東区主催のがん・禁煙講演会にて、一般の方を対象に「がん予防は認知症予防にもつながる~意外と知られていない事実とは?~」をテーマに行なった講演の資料を紹介します。
04.地域活性・村おこしを目指した講演資料
青森県東通村では、地域活性・村おこしを目指した「まるごと元気!東通村」プロジェクトを開始しました。そのキックオフとして、村内のキーパーソンと一緒に、取り組みに向けたワークショップを行いました。その中で、村の健康課題について講演した資料を紹介します。
05.高齢者を対象とした糖尿病教室資料
愛知県あま市にて、市とあま市民病院が協同し、糖尿病教室を開催しました。参加者の95%が65歳以上という年齢層を考慮し「65歳からの糖尿病対策!」をテーマに行った食事に関する講演とミニ演習資料を紹介します。
医療の場におけるヘルスプロモーション
01.医療の現場におけるヘルスプロモーション
山梨県の上野原市立病院にて、病院関係者及び上野原市の保健事業に関わる職員の方々を対象に、「地域を健康にする病院を目指して-Health Promoting Hospitalの取組み-」をテーマに行った講演の資料を紹介します。
その他
01.「研究費取得のコツ」
講師:ヘルスプロモーション研究センター アドバイザー 柳川洋先生
保健医療関係者を対象に開催した、研究費の取得の仕方について学ぶセミナーの資料を紹介します。
02.「どうやってたばこから離脱するか」
講師:ヘルスプロモーション研究センター センター長 中村正和
第60回日本人間ドック学会学術大会にて、禁煙支援・治療に関する講演を行いました。当日の講演資料を紹介します。
その他
e-ヘルスネット
厚生労働省が運営する生活習慣病予防のための健康情報サイトです。健康づくりに役立つ情報や、自分で出来る健康チェック、特定健診・特定保健指導を行うためのコンテンツ等を提供しています。メタボリックシンドローム、生活習慣病、栄養・食生活、身体活動・運動、喫煙、飲酒、歯・口腔の健康、休養等、さまざまな分野の役立つ情報が公開されています。
スマート・ライフ・プロジェクト(健康寿命を延ばそう!アワード)
「健康寿命を延ばそう!アワード」とは、生活習慣病予防の啓発、健康増進のための優れた取り組みを行う企業や自治体を表彰するもので、厚労省が行う「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環として実施されています。本ページには、同アワードの受賞団体の好事例が掲載されています。
特定健診・特定保健指導関連教材
01.厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム【平成30年度版】」
特定健診・特定保健指導に関わる医師、保健師、管理栄養士等が理解しておくべき基本的な考え方や実施方法、実施する際の留意点等がまとめられています。
02.厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム新事例集(平成25年度版)」
「標準的な健診・保健指導プログラム」の効果的・効率的な推進のため、医療保険者や都道府県国保連合会および都道府県が実施した事業改善の取り組み事例を紹介しています。
日本健康教育学会ホームページ「役に立つ!教材紹介」
日本健康教育学会では、健康教育・ヘルスプロモーションの実践に役立つさまざまな分野(栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、歯・口腔の健康等)の教材を公開しています。
がん検診関連教材
01.国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん検診推進のページ」
国立がん研究センターがん予防・検診研究センターが提供する、科学的根拠に基づきがん検診を推進するための情報サイトです。がん検診のガイドラインについての考え方や作成手順に加え、一般向けのがん検診に関するリーフレット等の啓発ツールを開発し、公開しています。
02.厚生労働省「かかりつけ医のためのがん検診ハンドブック~受診率向上を目指して~」
かかりつけ医によるがん検診の推奨は、がん検診受診の動機付けとして重要な役割を果たしています。本冊子は、かかりつけ医によるがん検診の受診勧奨向上を目的として作成され、がん検診の勧奨の考え方と勧め方等についてまとめられています。
健康リスクチェックのための教材
01.大阪がん循環器病予防センター「循環器疾患・発症予測ツール」
「特定健診」の結果を用いて、10年以内に循環器疾患(脳卒中や虚血性心疾患等)を発症する確率を計算できるツールです。
02.国立がん研究センター「がんリスクチェック」
今後10年間にがんにかかるリスクがどの程度あるのかをチェックできる「がんリスクチェック」です。Web上で質問に答えることで、「がんと循環器の病気」、「大腸がん」、「脳卒中」、「5つの健康習慣によるがん」になるリスクを調べることができます。
ヘルスプロモーション研究センターが企画した特集記事(月刊地域医学)
01.地域ぐるみの健康づくり戦略
ポピュレーションアプローチ戦略の重要性と方策について解説するとともに、地域ぐるみの取組み(食生活、身体活動、喫煙、高齢者のフレイル)の好事例を紹介しています。
02.患者の行動変容支援に役立つエビデンス
食事、身体活動、アルコール、喫煙、睡眠の5つのテーマについて、患者の行動 変容支援に役立つ最新の研究知見を紹介しています。
03.地域医療と臨床研究―医療情報・ビックデータの活用
地域に根ざした研究の進め方や研究支援体制の検討の参考として、医療情報・ビックデータを活用した臨床研究に関する海外および国内の研究事例を紹介しています。
04.病院や診療所におけるヘルスプロモーション活動
地域住民と共に、生活習慣病の発症・重症化予防や介護予防等、病院や診療所が取り組んでいるヘルスプロモーション活動について、医師や保健師、管理栄養士、作業療法士等、多職種からの発信を紹介しています。
05.ICTを用いた行動変容支援の最前線
ICT (ICT:Information and Communication Technology)を活用した生活習慣改善のための行動変容支援をテーマとして取りあげ、地域医療の現場で実践または利用可能な方法を具体的に紹介しています。
06.認知症フレンドリー社会実現に向けた地域医療の役割
認知症者とその家族が地域において尊厳と希望を持った暮らしを継続するために、地域医療の果たす役割、自治体の医療との連携、認知機能低下を踏まえた老齢資産管理の必要性など、様々な立場での役割を解説しています。
07.New Normal時代のヘルスプロモーション活動
新型コロナウイルス感染症の国際的な流行が続く中で、ヘルスプロモーションの観点から地域住民や患者、医療従事者の健康を守るためにどのような活動ができるのかをテーマとしました。
08.医食同源-地域医療で活躍する管理栄養士―
地域包括ケアにおける食の課題解決に役立てていただくことをねらいとして、外来、入院、在宅医療、地域社会において、患者や家族、地域住民に寄り添いながら、チーム医療の一員として活躍する管理栄養士の活動や役割を紹介しています。
09.公衆衛生から地域医療へのメッセージ-両者のさらなる連携・協働の推進を目指して-
少子高齢化、疾病構造の変化、災害や新興感染症の流行の中で、地域医療と公衆衛生の一層の連携・協働が求められています。本特集は、地域医療のいくつかの課題を取り上げ、地域医療と公衆衛生の連携・協働のあり方や役割を紹介しています。