自治医科大学との協働事業「ともしび塾」の食育ワークショップ2024を開催しました
ヘルスプロモーション研究センターでは、自治医科大学の公衆衛生学部門や学生寮生活サポートセンターと協働して、大学のカリキュラムだけでは学びが十分ではないと考えられる予防医学について、①自己管理、②患者支援、③地域の健康づくり、の3つの視点から学ぶ「ともしび塾」を2016年から開催しています。
その一環として、医学部1年生を対象とした食育ワークショップを年2回開催しています(ただし、2020、2021年度は新型コロナ感染症流行のため中止)。
2024年度の第1回は、女子栄養大学栄養学部の協力を得て、2024年5月18日(土)に開催しました。
まず、中村センター長(医師)によるレクチャーでは、栄養バランスと食塩摂取に重点をおいて、食事と疾病の関連や食環境整備の重要性について、クイズを交えて解説しました。
女子栄養大学栄養学部 岩部博子准教授(管理栄養士)による演習では、カップラーメンやコンビニのおにぎりなど、普段食べている食事に含まれる食塩量をクイズ形式で確認しました。また、減塩食品と通常食品の食べ比べを行い、どちらが減塩食品かをあてながら、実際に味を体験しました。
最後に、株式会社吉野家がスマートミール*の認証を受けて提供する「牛丼ON野菜」を試食し、丼物やワンプレートでも主食・主菜・副菜の揃ったバランスのよい食事がとれることや、外食・中食産業で健康的な商品を創出・販売する「食環境整備」の意義について学びました。
- 事後アンケートでは、「普段食べている食事の塩分量がいかに多いかを知った。」「減塩商品を食べてみたが、思ったより通常のものと味が変わらなかった。医師として患者さんに食生活改善指導の一環として勧められると思った。」「地域によっても、塩分の摂取の多さに傾向があり、生活背景に寄り添いながら、適切なアドバイスをすることが大切だと思った。」「減塩は健康に大切なため、地域で減塩を進める必要があると思った」などの感想が寄せられました。
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